家族信託の普及にあたって、リスク要因になり得る点はありますか?
近年、いくつかの社会的要因に伴い、家族信託の普及が少しずつ進み始めています。
最近では、テレビや雑誌等で大々的に取り上げられたことが、最近の認知度の急激な高まりの大きな要因です。
■モラルと知識を備えた専門職が不足しているのが現状
急激な認知度の高まりは、家族信託の適正な普及についてのリスク要因になり得る可能性があります。
考えられるリスク要因としては、モラルと正しい知識を備えた専門職の数があまり多くないことです。
一般の方にとってみれば、相談する相手が本当に家族信託のエキスパートなのかを判断することは難しいです。
しかも、家族信託の業務の性質上、問題やトラブルが起こる頃には手遅れになっている可能性があります。
税務上のグレーゾーン等をメリットと謳い家族信託の利用を促す危うい専門職もいます。
弊社は関西でいち早く家族信託に取り組み、50件以上の取引経験があります。家族信託は、メリットの大きい制度ですが、万能ではありません。
あくまでも一つの手段に過ぎません。
それぞれのご家族の想いを踏まえた上で、前向きに相続対策に取り組めるオーダーメイドのプランをご提案いたします。